この研究室で身につくこと

「原子を見てみたい」「装置をつくりながら研究したい」「実験とプログラミングの両方に挑戦したい」。そんな興味を持つ学生にとって、量子ビームテクノロジー研究室は、幅広い技術を実践的に学べる場所です。

配属時点で、真空技術や表面科学の詳しい知識がなくても問題ありません。文献の読み方、装置の扱い方、データの整理、発表や議論の進め方を、研究活動の中で段階的に身につけていきます。大切なのは、分からないことをそのままにせず、自分で考え、手を動かして確かめようとする姿勢です。卒業研究では、問いを立て、実験方法を考え、装置を調整し、得られたデータを解析して、自分の言葉で説明します。その一連の過程を通じて、専門知識だけでなく、課題発見力、論理的思考力、ものづくりの力、プログラミング、プレゼンテーション力を養います。

本研究室では、表面・真空・電子源研究のための各種装置を用いて研究を行っています。超高真空装置、電界放出顕微鏡、電界イオン顕微鏡、アトムプローブ関連装置、高電圧計測系、ガス導入系、解析環境などを活用しながら、必要に応じて装置や周辺システムを改良し、研究に適した環境を自らつくっていきます。

研究室での学びは、単に装置を操作することにとどまりません。装置の原理を理解し、測定系を工夫し、得られたデータを自分で解釈するところまで含めて研究です。実験と解析の両方に取り組みたい学生にとって、実践的に学べる環境です。

こんな人に向いています

  • 実験やものづくりが好きな人
  • 物質や装置の仕組みを深く知りたい人
  • 原子・ナノスケールの世界に興味がある人
  • データ解析やプログラミングにも挑戦したい人
  • すぐに答えが出ない問題を、粘り強く考えたい人

見学案内

永井研研究室見学・配属相談は随時受け付けています。実際の装置や研究環境を見ながら、研究テーマ、研究室での過ごし方、進学について説明します。興味のある方は「アクセス・連絡先」ページからお気軽にお問い合わせください。

研究室のスケジュール

研究室ゼミ

  専門英語:週1回,英語の専門書を輪講形式で読みます。(学部生対象)

  報告会:隔週で研究の進捗状況を報告します。(大学院生が発表,学部生は聴講のみ)

  雑誌会:最新の論文,研究に密接に関係する論文を要約して報告します。

研究室

・ナノマテリアル創製室(1209室)

  本研究室のメインとなる実験室です。電界放出顕微鏡,電界イオン顕微鏡を始めとした装置が設置されています。

・エミッタ作製室(1211室)

  針状エミッタを作製するための電解研磨装置と簡易測定をするための小型の電界放出顕微鏡が設置されています。

・居室(1315室)

  学生が生活する居室です。

研究室の年間予定

4月新4年生配属,配属学生歓迎会

5月卒研テーマ決定

7月4年生卒研中間発表(プレゼン技法)

8月大学院入試

9月修士論文中間発表,中間発表打ち上げ応用物理学会(秋季)

10月4年生の卒業研究が本格的に始まります。

11月国際会議,学内の国際シンポジウム

12月卒業研究中間発表,大掃除・忘年会(修論・卒論のことは,ひとまず忘れましょう。)

1月年が明けると,M2の学生は修士論文執筆を進めます。もうひと頑張りです。

2月修士論文発表

3月:卒研発表,追い出しコンパ,卒業式